23 楽に勉強ができるようになるには(算数・数学編②)

勉強が楽になる方法 算数・数学編②

今回は、普段の勉強のしかたについて。

小学生なら、次の①と②に分かれます。
 ①次のような単元がわかりにくい場合
   4年のがい数、二けたの割り算など
   5年の小数の計算、割合・百分率など
   6年の分数の計算・比など

  教科書と教科書に合わせた教材を使い、じっくり時間をかけて学習内容を完全に習得するのがよい。
 ②特にわかりにくい単元のない場合
 (つまり、普段の暮らしの中で算数の内容を自分で作り上げ、学習余力のある場合)
  〈東京出版〉〈学研〉などが出版している、教科書を離れた小学生用教材を試してほしい。
  ただし、中学受験をする場合は、行人塾が指示するそれぞれのカリキュラムに従ってください。

中学生なら、授業に合わせて、教科書の例題を3題解く。わからなければ教科書の解答を写せばよい。授業がない日は前日と同じ問題を解く。同じ問題を何回も解くのが大切。例題を習得したら、教科書の練習問題をすべて解く。
3年生になったら、これに加えて、自分に合った副教材を使おう。(ただし、学校の教科書と問題集、塾のテキストとワークで手一杯になるケースが多いが。)

高校生なら、教科書の例題を習得し、練習問題をすべて解く。さらに傍用問題集の必須問題をすべて解く。
数学は『解法を覚える。わからないところは、指導者に聞く。』のがよい。難問を10時間考え続けたりするのは時間の無駄。(ただし、理系の研究職を目指している人にはむしろ良い。)
自分は理系だなと感じている人は、図書館で科学雑誌(「ニュートン」「日経サイエンス」など)に目を通す。受験生には、「大学への数学」の購読を勧める。