単語の持つプラス評価とマイナス評価
「勇敢」はプラス評価。「臆病」はマイナス評価。だから、「あなたは勇敢だ」といわれたら喜んでいいし、「あなたは臆病だ」といわれたら怒るのが正しい。
「慎重」はプラス評価。「軽率」はマイナス評価。
「勤勉」はプラス評価。「怠惰」はマイナス評価。これは、ワーク・ライフ・バランスの観点からは少し微妙になります。
「悠々」はプラス評価。「あくせく」はマイナス評価。
さて、「印象的に」と「説明的に」。この二つの単語の持つ評価はどんなものでしょうか。つぎは、ある年の都立高校の国語入試問題です。
「……とあるが、この表現について述べたものとして最も適切なのは、次のうちではどれか。
ア …躍動的に表現している
イ …印象的に表現している
ウ …説明的に表現している
エ …写実的に表現している
この問題では、「印象的に」がプラス評価の単語で、「説明的に」がマイナス評価の単語であることを知っていることが、正解のカギになっています。
国語ができるようになるための一つの方法は、単語の持つ評価がプラスなのか、マイナスなのか、あるいは中立なのかをしっかり覚えておくことです。